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2006年 10月 04日
出演 : Sameer Dattani, Bipasha Basu, Minissha, Kay Kay Menon, Payal Rohatgi, Raj Babbar, Harsh Chhaya, Rajat Kapoor 音楽 : Shamir Tandon 官民癒着、腐敗の構造など、大企業による利権追求の裏舞台を描いたストーリー。 踊って唱ってハッピーエンド!という典型的マサラ映画とは一線を画した意欲作です(^^) セクシー女優ビバーシャ・バスの好演が何より見もの。 <あらすじ> Sehgal グループ社とDharmesh Marwah社は、ともに食品業界最大手として鎬を削るライバル会社。 Sehgal グループの役員として采配を振るうNishi [ビバーシャ・バス]は、スパイを通じてDharmesh Marwah社が新開発した清涼飲料水が近日発売予定であることを知る。 Sehgal グループは、その情報をもとに類似製品を緊急に開発し、Dharmesh Marwah社に先駆けて新製品の発売までこぎつける。 新テイストの清涼飲料水は爆発的に売れ行きを伸ばしたが、Sehgal グループが行ったある重大な隠蔽事実をDharmesh Marwah社が暴露したため、怒った民衆による大暴動へと発展してしまう・・ <感想> この作品は、官民癒着の構造や、欺瞞に満ちた企業倫理、パワーゲームの裏側にはびこる企業の暴挙を描いた力作。インド映画では今までなかったタイプですね。 かなり行き過ぎな設定も多々あるんだけれど、経済急発展中のインドなだけに 「こんなのきっと日常茶飯事だろ~な~」って思えるところもミソだったりして・・(^^; 監督は、インドのセレブ達による社交界の裏側を描いて、大ヒットとなった「Page 3」でもお馴染みのMadhur Bhandarkar。 この2つの作品を見ても、この監督って、急激な近代化によってカネや利権に翻弄されるインド国民の倫理観の低下を訴えることに意欲を燃やしてるみたい・・。 残念ながら、この作品では企業戦略の細かなやりとりなど、聞き取りにちょいと苦労を要することろもあるけれど(なんたってヒングリッシュもバリバリ!だし・・)、今までにないタイプの上質なインド映画として見る価値は十分にあり! また、特筆すべきなのはセクシー女優ビバーシャ・バスの好演。 キャリアウーマンからその後の転落まで、彼女の演技はぐぐっ!と観客をひきつけます。間違いなく、彼女はこの作品で実力派女優としての地位を獲得できたでしょうね。 とにかく、勧善懲悪、唱って踊ってハッピーエンドのインド映画とは全然違う、インド映画のまた新たな一面を楽しめる作品です!(^^) 花まるっ!おススメ ★★★
by accha55
| 2006-10-04 19:12
| 一足お先に最新インド映画
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